不安な妊婦さんへ「妊娠中のヘアカラーはNG?」にママ美容師が本音で答えます! 

ママ美容師として言いたいことがあります!

この”ママ美容師”とつけていると、 妊婦さんや妊活中の方やママさんが多くご指名してご来店していただけます。ありがとうございます。

ママだから、妊娠経験ありだから、妊娠期間中のヘアの取り扱い、産後の抜け毛のはじまる時期やその時の対処法など様々なご相談やどうだったか?などを聞いていただきます。

まず妊娠期間中はカラーをしてもいいのか?という質問がとても多いです!!!

結論から先に言わせていただくと、個人の考え方による!

です😅

でも注意するポイントもあるので、ぜひ読んでいってください👆🏻

赤ちゃんと母体への影響を解説

妊娠が分かると…

「カラーをしても赤ちゃんに影響はないの?」

「白髪が気になるけど我慢した方がいい?」

と不安になる方はとても多いです。

今回は 医学的エビデンスをもとに、妊娠中のヘアカラーが赤ちゃんと母体に与える影響について、美容師の立場から分かりやすくお伝えします!

結論|赤ちゃんへの明確な悪影響は確認されていません👶🏻

現在の医学的見解では、妊娠中に通常のヘアカラーを行ったことによる胎児への悪影響を示す明確なエビデンスはありません。

その理由は、ヘアカラー剤の成分が 皮膚から体内に吸収される量が非常に少ないためです。

皮膚からの吸収量はごくわずか

ヘアカラーに含まれる成分(酸化染料・アルカリ剤など)は、

  • 分子量が大きい
  • 皮膚のバリア機能によって吸収されにくい

という特徴があり、

胎盤を通過して胎児に影響するほど体内に入る可能性は極めて低いとされています。

注意すべきは「赤ちゃん」より「母体」

実は妊娠中のカラーで より注意が必要なのは母体への影響 です。

妊娠中に起こりやすい変化

  • ホルモンバランスの変化
  • 皮膚・頭皮が敏感になる
  • 免疫反応が変化する

その結果、今まで問題なかったカラー剤で急にかゆみ・ヒリつき・かぶれが出る

というケースが少なくありません。

妊娠時期別|カラーを考える目安

● 妊娠初期(〜15週頃)

  • 胎児の重要な器官が形成される時期
  • 絶対NGではないが
    医師の多くは「可能なら避ける」ことを推奨

この時期はつわりなどもつらい方が多い時期なので、痛みなどいつもより強く感じる方が多く私もおすすめいたしません。

● 妊娠中期(安定期)

  • 体調が安定しやすい
  • カラーをするなら 比較的安心な時期

● 妊娠後期

  • 長時間の施術が負担になりやすい
  • 体勢・においへの配慮が必要!
    • シャンプーはどうしても仰向けになりお腹の重さを感じやすいので無理をなさらないで、ご来店出来るのであれば

8〜9ヶ月の間に産前最後のヘアケアがオススメ!

なので、妊娠が分かって安定期に入ってからお伝えいただき産前最後の美容室をいつにするのか逆算して体調をみながらスケジュールをたてるのがオススメです🙌

たまに「あと一週間で出産なんです〜」って方がいらっしゃいます🤣

ご本人が体調など大丈夫でしたら良いのですが…正直美容師側はドッキドキです😇

さすがに19年の中で産気づいたお客様はいらっしゃらなかったですが、美容室の予定は余裕をもって!どおおぉか🙏お願いいたします🙇‍♀️

「ノンジアミン」「オーガニック」は安全?

よくある誤解ですが、

  • ノンジアミン=完全に安全
  • オーガニック=刺激がない

というわけではありません。

天然成分でもアレルギーや刺激は起こります。

妊娠中に大切なのは👉「成分」よりも 施術方法と体調への配慮 です。

私の産前産後のおすすめヘアスタイル

短めのボブ✖️地毛ベースのハイライトカラーです!                     (白髪がなければ5〜6トーン以下のほぼ地毛くらいの暗めカラー)

なぜかというと産後すぐは美容室にメンテナンスなんてなかなか来れない!

それは周知の事実だと思います😂

それに加えて、髪の長さで美容室に通う頻度や日頃のメンテナンスにかける時間も変わってくるので…赤ちゃんが泣いている時に髪を乾かす時間がない!!となるよりはメンテナンスのしやすい状態にしておくことで、時間に追われずに少しでも余裕を持って両方あきらめないで楽しめるお手伝いがしたいなと思います♪

そして産後余裕ができたら、リフレッシュに来てくださいね!お待ちしております!

個人的な考えなので押し付けるわけではないですが、目安にしてください❤️

ショートメリット/洗いやすく乾かしやすい。                        デメリット/形が崩れるのが早いので1ヶ月半位でのメンテナンスが必要

ボブメリット/洗いやすく乾かしやすい・長さが同じなので伸びた感があまりなく気になりにくい。デメリット/髪の量の多い方は短すぎると膨らみやすいので少し長めにするのがオススメ!

ロングメリット/しばれるのでスタイリングが楽・伸びは気になりにくい。           デメリット/洗う、乾かすのに時間が掛かる。

ハイライトがオススメなのはベース(ハイライトでブリーチで染める所以外の髪のことをベース)が地毛である場合です。理由は、リタッチが伸びてきても分かりにくいのと頭皮にカラーを直接つけないでアルミホイルで包んでするので頭皮への刺激はなくカラーができることがオススメです!

暗めカラーもリタッチを目立たなくする為ですね!

ちなみに自分が妊娠期間中ハイライト×ボブだったからというのもありますしお客様にもおすすめしてます! ↓産前9ヶ月くらいの私

ただ、妊娠したから妊婦だからこうしなくちゃいけないという訳ではないのでたくさん相談していただきスタイルは決めていけるのが一番かなと思います✨

妊娠中にカラーをする場合の配慮

私が妊娠中のお客様に対し気をつけている事

  • 頭皮になるべくつけない施術
  • 刺激の少ない薬剤選定
  • 放置時間を最小限に
  • 頭皮の保護スプレー、クリームなどの徹底
  • 体調確認・姿勢への配慮

を行い、無理のない施術 を心がけています。

まとめ

  • 妊娠中のヘアカラーによる 胎児への明確な悪影響は報告されていない
  • ただし妊娠中は 母体の皮膚トラブルリスクが高まる
  • 大切なのは「やる・やらない」ではなく
    体調と時期に合わせた、無理のない選択
    髪型、カラーは産後の生活をイメージして決めていくのがオススメです!

不安がある場合は、必ず医師・美容師に相談した上で判断してくださいね😊

 

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